「オタール・イオセリアーニ映画祭 アンコール」

オタール・イオセリアー二:1934年、旧ソ連グルジア共和国(現ジョージア)生まれ。トビリシ音楽院、モスクワ大学、ソ連映画学院を経て映画監督に。初期中編と初長編『落葉』は公開禁止となるがカンヌ国際映画祭で受賞し一躍世界に知られる。’79年から活動拠点をパリへ。初公開作★となる①②は、ヴェネチア映画祭審査員大賞。90年代以降、森羅万象を豊かに織り綴る劇映画の傑作による活躍が目覚ましい。
① 月の寵児たち ★ Les Favoris de la Lune 18世紀末の絵皿と貴婦人の裸体画をめぐる物語。マチュー・アマルリックのデビュー作。102分。
② そして光ありき ★ Et la Lumière Fut セネガルのディオラ族と森林破壊の文化の浸食の寓話作品。106分。
③ 唯一、ゲオルギア ★ Seule,Georgie ソ連崩壊と祖国ジョージアの内戦の混迷を危惧して制作した全3部のドキュメンタリー巨編。途中休憩あり246分。
④ 落葉 Guiorgobistve 生産ノルマばかり求めるワイン工場で働く若い技術者ニコの抵抗を描き、世界に知られるきっかけとなった記念的初長編作。95分。
⑤ 田園詩 Pastorali 合宿で農村にきた都会の弦楽四重奏団の若者と村人との交流をみずみずしいタッチで表現した映像叙事詩。ベルリン映画祭受賞。98分。
台詞無しの音と映像で「愛」を描く傑作「四月」Aprili。貧しい夫婦に寄りそう初短編「水彩画」★ Akvarel。老造園家を描く「珍しい花の歌」★ Spovnela。計73分。
⑦ 群盗、第七章 Brigands:Chapitre Ⅶ 中世/現代、ジョージア/パリを創意あふれる発想で縦横無尽に綴る史劇。ヴェネチア映画祭受賞。122分。
⑧ 素敵な歌と舟はゆく Adieu,Plancher des Vaches! 郊外の屋敷に住む一家。趣味ざんまいの父とパーティ好きな母。パリで物乞いやバイトに励む長男。様々な階層の人々と素敵な動物たちの気ままさを河が流れるごとく豊かに綴る傑作。ルイ・デリュック賞。117分。
⑨ 皆さま、ごきげんよう Chant d’Hiver アパートの管理人にして武器商人の男、骸骨集めが趣味の人類学者とユニークな街の人々。警察がホームレスの人々を追いやる取り締まりから、住人たちが立ち上がる……。混沌とする社会の不条理にしなやかに抵抗を続ける監督の集大成的傑作。117分。

(公式サイトより)



2023
6/10(土)
 〜 6/16(金)

6/10(土)  
10:00
12:10
6/11(日)  
10:00
6/12(月)  
10:00
12:10
6/13(火)  
10:00
11:40
6/14(水)  
10:00
12:20
6/15(木)  
10:00
12:10
6/16(金)  
10:00

 

当日券のみ
(1プログラム)
一 般 1700円
大学生 1400円
中高予 1000円
シニア 1200円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円
※期間中、2プログラム以上ご覧になる方は、一般料金から200円割引ます。

<特別料金>
『唯一、ゲオルギア』のみ
当日2400円均一
※各種割引、招待券はお使いいただけません。