ユーリー・ノルシュテイン監督特集(全6作品)
○ユーリー・ノルシュテイン 1941年生まれ。緻密な技術と叙情性あふれる作風、そして愛らしい動物たち。アート・アニメーションの神様として、宮崎駿・高畑勲監督はじめ世界の作家が憧れるロシア人アニメーター。本国のオリジナルネガのデータを元に日本での映像・音声の調整・修復によりかつてない美しさでソ連時代の珠玉作がスクリーンに甦る。
●25日・最初の日 25-е-первый День ロシア革命の最初の日。民衆の打ち寄せる広場を、ジョルジュ・ブラック、マヤコフスキーがモチーフのロシア・アヴァンギャルドアートとショスタコーヴィッチの曲で描いた初監督作。美術監督アルカージィ・チューリンとの共作。10分。
●ケルジェネツの戦い Сечапри Керженце リムスキー=コルサコフの同名曲を使用、西暦988年ケルジェネツ河ほとりのタタールとの戦を切り絵手法で描く。イワン・イワノフ・ワノーとの共作。10分。
●キツネとウサギ Лиса и Заяц 家を狐に盗られた兎の民話をもとにした子どものための作品だが、妻で美術監督のヤールプソワの協力でマトリョーシカ雑貨のような鮮やかな色彩デザインを取り入れた。10分。
●アオサギとツル Цапля и Журавль 前作に続きダーリ作の民話を基に浮世絵や水墨画タッチで、廃墟となった屋敷に住むアオサギとツルの求婚ツンデレ物語が可笑しく哀しい。アヌシー映画祭審査員特別賞。10分。
●霧の中のハリネズミ Ёжик В Тумане 夕暮れの野を仲良しの子グマの家めざして急ぐハリネズミはみるみるうちに夜霧につつまれ……。幻想的な深い映像空間に心ふるえる美しさ。最も愛される作品。10分。
●話の話 Сказка сказок ロシアの子守唄に登場する狼の子を主人公に、愛らしい童心とノルシュテイン自身が幼児期に体験した戦争を描く。観客それぞれの解釈に委ねるようにユーモアと悲劇が見事に溶け合い共存する完成度と芸術性の高さを誇る記念碑的傑作。楽曲はバッハ「平均律クラヴィーア曲集」ほか。29分。
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1/2(月)
〜1/8(日)
11:00 |
1/9(月)
13:20 | 20:30 |
1/10(火)
〜1/13(金)
20:30 |
1/14(土)
〜1/20(金)
16:40 |
前売券
一 般 1300円
大学生 1300円
会 員 1200円
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円
※劇場窓口にて前売券をお求めの方にオリジナルクリアファイルをプレゼント(数量限定)。