恋とボルバキア

●恋とボルバキア 生きづらい感覚を鮮烈にとらえたセルフドキュメンタリー『アヒルの子』(製作総指揮:原一男)で彗星のように登場した小野さやか監督、待望の新作。
 レズビアン、ゲイ、ヘテロと単純に引かれがちな性の境界線から、身体の性、心の性、好きになる性、表現する性へ、セクシュアリティのギャップと正直に向き合い悩み苦しむ者たち──普遍的な愛があっても性愛を否定する、王子。アイドル活動中のあゆ。あでやかなトランスジェンダー、蓮見はずみと甘い生活を送るが不安も感じている樹梨杏。リアルで複雑な恋愛をまっすぐみつめる、みひろ。50代を静かに生きている一子。持て余すほどの才気に溢れる魅夜。カメラが対峙する群像の魅力的なカオスとひりひりする現実に、このドキュメンタリーの感想を「性同一性障害はほんとは障害じゃない。なぜなら性別は、サピエンスが作り出した虚構(フィクション)にすぎないから」と語った生物学者・福岡伸一氏の言葉が共鳴する。生きていくことの、愛のための、傑作。構成:港岳彦。MILKBARの音楽が鮮やかに作品を彩る。ボルバキア=宿主を性転換させるバクテリアの一種。94分。



1/20(土)各回、小野さやか監督と主演者による舞台挨拶決定!



2018
1/20(土)
 〜1/26(金)

12:30
20:00

1/27(土)
 〜2/2(金)

17:40

 

前売券
※前売券販売は1/19(金)までです。
一 般 1300円
大学生 1300円
会 員 1200円
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円