若きレミの2つの冒険

○若きレミの2つの冒険 コンテンポラリーダンサーでもあり才気あふれるフランスの若手監督ダミアン・マニヴェルの傑作を2本立て公開。レミ・タファネルが主演の本2作品はジャック・タチのユーモアやトリュフォーとアントワーヌ・ドワネルの物語を思い出させるだけでなく、自然光の陰影が感動的な撮影で新世代の瑞々しい青春像を描き、国内外で高い評価を受けています。(2本立て上映)
●若き詩人 Un Jeune Poète 地中海に隣接する南フランス・セットの町へ詩作のため独りでヴァカンスに来たレミ。詩人になる野心は満々だが詩ははかどらぬまま、素敵な女の子と出会う。ロカルノ映画祭特別大賞。71分。
●犬を連れた女 La Dame au Chien 夏の午後、プール帰りに迷い犬をみつけて家に届けた少年レミは飼い主の女性の部屋に招かれる……。ジャン・ヴィゴ賞受賞。16分。



特集<ロメールと女たち>にむけて
  ダミアン・マニヴェル (『若き詩人』『犬を連れた女』監督)


「僕はロメールの仕事と彼の人物像に、大きな敬意を抱いてます。そして、ロメールと女たちのまわりを巡るそれらの作品群の特集は、際立って興味深いものだと思います。

彼の作品の中に僕らは、彼の映画人としての忍耐強さ、ユーモア、そして彼が撮影する人々への寛容な理解を感じることができると思います。一本のロメール作品を観るとき、僕らは彼の存在と精神を垣間見ることができる。これは類い稀なことだと言えるでしょう。

ロメール作品はまた、偉大な独立精神と、粘り強い情熱によってコントロールされた作品制作による成果であると思います。だから僕は、彼の作品が若い映画人に、未だに刺激を与えていることに、ちっとも驚きを覚えないのです。

彼はとても愉快な人で、今日、彼の作品の再発見は絶対的に不可欠なことだと思います。
そして、その上映枠に合わせて『若き詩人』が上映されるなんて、僕はこのことをこの上なく誇りに思っています。

提供:IndieTokyo




2016
6/25(土)
〜7/1(金)

13:15

   

当日券のみ
一 般 1500円
大学生 1400円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1200円
学生・シニア会員 1000円

「ロメールと女たち」の前売券もお使いいただけます。