『ひそひそ星』『園子温という生きもの』ROAD SHOW

●ひそひそ星 園子温監督の最新作は、彼が20代のときに書いたオリジナル・シナリオをもとにしたSF映画。遂に実現した、長年にわたって心底作りたいと思い続けていた作品だ。
 人類が、何度となく大きな災害と争いを経験した未来。人間は、今や滅びゆく絶滅種となり、人工知能を持ったアンドロイドが全宇宙に存在する個体の8割を占めていた。そんな時代、アンドロイドの鈴木洋子(神楽坂恵)は、レトロな内装の宇宙船に乗り、「コンピューターきかい6・7・マーM」を相棒に、星々を巡って人間の荷物を届ける宇宙宅配便の配達員をしていた。配達には、何年もの年月がかかるが、マシンである洋子は退屈を感じることもない。洋子は、様々な星に降り立ち、かつて賑わった街や海辺にいる者たちに荷物を届ける。やがて、30デシベル以上の音をたてると人間が死ぬおそれがあるという“ひそひそ星”に辿りついた洋子は、影絵のようになった人間の中から、ある女性を見つけ、荷物を手渡すのだが……。
 撮影地は,福島県の富岡町、南相馬、浪江町。3・11の傷跡が残る風景に人間の未来の姿を重ね、リアリティと詩が深いところで重なった作品に仕上げた。共演=遠藤賢司。100分。
●園子温という生きもの 2015年、『新宿スワン』などたて続けに4本の新作を公開した園子温監督。本作は、「情熱大陸」でその精力的な活動を追った大島 新監督が、TVの枠に収まりきらない園の魅力をさらに描きたいという思いから、番組放送後から制作を開始したドキュメンタリー。撮影は、ちょうど『ひそひそ星』の制作時期に当たり、念願だった本作を作り上げていく園の、パワフルな演出ぶりや時に見せる逡巡までも捉えていく。また絵画展のための作品制作の様子や、染谷将太、二階堂ふみ、エリィ(Chim ↑ Pom)、安岡卓治(『部屋』プロデューサー)、そして神楽坂恵らへのインタビューも交え、“園子温という生きもの”を重層的に描く。97分。



インタビュー「園子温監督に聞く」



2016
5/14(土)
〜5/20(金)

ひそひそ星 12:35
園子温… 14:30
ひそひそ星 16:15
園子温… 18:10
ひそひそ星 20:00

5/21(土)
〜5/27(金)

ひそひそ星 10:40
園子温… 16:30
ひそひそ星 18:20

5/21(土)
〜5/27(金)

ひそひそ星 10:40
園子温… 16:30
ひそひそ星 18:20

5/28(土)
〜6/3(金)

ひそひそ星 14:40

6/4(土)
〜6/10(金)

ひそひそ星 16:10

   

前売券
※前売券販売は5/13(金)までです。
一 般 1500円
大学生 1500円
会 員 1200円
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1300円
学生・シニア会員 1000円

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