あめつちの日々
●あめつちの日々 沖縄の独特の陶器、やちむん。その起源は南方とも中国文化由来とも言われる。京都の染織史家吉岡幸雄に取材した『紫』で、伝統に根差した文化の現在を描いた川瀬美香監督が3年の歳月をかけて作り上げたドキュメンタリー映画『あめつちの日々』は、やちむんの現在を見つめる。
沖縄本島読谷村は、1972年の沖縄本土復帰後、文化を旗印に再生しようとした。不発弾処理場を沖縄文化を象徴する“やちむんの里”に造りかえて。92年には陶工松田米司ら四人の若手陶芸家が共同で始めた北窯が完成。沖縄最大と言われる登り窯だ。今も同じ場所で陶器を作り続ける松田を中心に丹念に撮影は続けられ、長い時間と労力をかけて練られる材料の土から、仕上げまでの工程が豊かな風土とともに織り上げられる。原料の土を探してのベトナム遠征や、歴史的な品々を博物館から借り出して隅々まで調べ上げる様子などは、やちむんに更なる未来が書き加えられる序章のようで、静かな高揚感をかき立てる。92分。
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2016
7/30(土)
〜8/5(金)
当日券のみ
一 般 1500円
大学生 1400円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1200円
学生・シニア会員 1000円
7/30(土)
〜8/5(金)
12:50 |
当日券のみ
一 般 1500円
大学生 1400円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1200円
学生・シニア会員 1000円