『軽蔑』『女は女である』『女と男のいる舗道』

●軽蔑 Le Mépris 『暗殺の森』などで知られるアルベルト・モラヴィアの原作をもとに、劇作家の夫と美しい妻の愛憎劇と、映画製作への自己言及とを重ねて描いたゴダール第6作がデジタル・リマスターで再登場。人気絶頂だったブリジット・バルドーの美しい肢体が、カプリ島の美しい風景と華麗な色彩に映える。
 劇作家のポール(ミシェル・ピコリ)は、アメリカ人プロデューサー(ジャック・パランス!)の指示で大作『オデュッセイア』(監督役にはフリッツ・ラング!)の脚本手直しを進めているが、一向にはかどらない。妻であり女優であるカミーユ(B・バルドー)とも倦怠感漂う関係だ。そして停滞に耐えられない物語は、いつしか疾走し、悲劇へと向かう。102分。
●女は女である Une femme est une femme アメリカ映画への憧れを存分に発揮したミュージカル・コメディ。カリーナをめぐる、 ジャン=クロード・ブリアリとジャン=ポール・ベルモンドの艶笑譚を 、ミシェル・ルグランの軽快なスコアが彩る84分。
●女と男のいる舗道 Vivre sa vie: Film en douze tableaux アンナ・カリーナとの蜜月時代のゴダール作品。娼婦に身をおとす女の人生を、エモーショナルな12章の物語に仕立てる。ラウル・クタールの美しいモノクローム映像が冴え渡る83分。



2017
11/4(土)
 〜11/10(金)

  軽蔑   15:20

11/11(土)
 〜11/14(火)

軽蔑 18:45
女は女である 20:35

11/15(水)
 〜11/17(金)

軽蔑 18:45
女と男の… 20:35

   

当日券のみ(1作品)
一 般 1500円
大学生 1400円
中高予 1200円
シニア 1100円
会 員 1200円
学生・シニア会員 1000円